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D2C(DtoC)とB2C、B2B、C2C等の用語との違い

最終更新日:2020.04.03

d2cと似た用語との違い

D2C(DtoC)に似た用語に、「B2C(BtoC)」「B2B(BtoB)」「C2C(CtoC)」などがあります。

WEB系の用語は3文字のアルファベットばかりで覚えきれないですよね。。

でも、これらをちゃんとマスターしておかないといけません。
「D2C(DtoC)」という用語ばかり社内で先走ってしまった結果、他のスタッフがB2Cとの区別がついておらず方向性や施策がバラバラに。

なんてことにもありえそうですよね。

今回は、この似た用語についての意味と、D2C(DtoC)が他と違うポイントについて学びましょう。

D2C(DtoC)と似た用語と、その意味

一般的には、次のような用語が似てます。

B2C(BtoC)

Business to Consumerの略で、事業者が消費者に対して販売やサービスを提供する取引形態です。

例えばAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールや、自社ECサイトなども一般的にこの形ですね。

Businessは、法人でなくてもあくまでも事業者という意味ですので、個人事業主によるECサイトなどもこちらに含まれます。

B2B(BtoB)

Business to Businessの略で、事業者が事業者に対して販売やサービスの提供をする取引形態です。

要は企業間取引ということになりますので、一般的な卸の販売形態だったり、コンサルティングなどの無形サービスなども含まれます。

C2C(CtoC)

Consumer to Consumerの略で、個人が個人に対して販売やサービスの提供をする取引形態です。

例えば、メルカリやヤフオク、ラクマ、minneなどのフリマサイトであったり、ココナラなどのスキルを売買するマーケットプレイスでの取引もこれに該当します。

特にメルカリの急激な普及により、爆発的に市場規模が増えた取引形態ですね。

O2O(OtoO)

Online to Offlineの略です。

オンラインでの活動を通じてブランドやサービスを認知させ、実際のリアル店舗(オフライン)への集客や購入をさせるという取り組みを表す用語です。

2010年代中盤位に非常にネットマーケティング界でトピックスとなりました。

同時期に「オムニチャネル」という用語も流行しました。

C2B(CtoB)

Consumer to Businessの略で、個人が企業・事業者に対して販売やサービスの提供をする取引形態を言います。

例えば、Lancers、CrowdWorksなどのクラウドソーシングなどによる作品の納品であったり、個人が作成したコンテンツを企業が買い取るWEBサービス(写真やイラストなど)が代表的な形態ですね。

ただ、他の用語よりは少し規模や流行具合が低い取引です。

B2E(BtoE)

さてそろそろ嫌になってきたと思います。
私も書いてて嫌になってきましたが、もうちょっとなので我慢してください。

Business to Employeeの略で、企業が労働者(従業員)に対しての福利厚生などのサービスを提供する取引形態です。

背景に、2010年代後半に顕著になった人材不足や転職市場の売り手市場により、企業が人材の囲い込みを行うためにこのようなB2Eのサービスを使うケースが増えてきました。

B2B2C(BtoBtoC)

Business to Business to Consumerの略で、企業対企業対個人という直訳になります。

意味分かんないですよね。

要は、最終的に消費者に販売をする過程での企業と企業間の取引を含む一連の流れを表します。

・・・更にわからないですか?

例えば、Amazonがメーカーから商品を仕入れ、消費者に販売するケースもB2B2Cになります。
メーカー(B) to Amazon(B) to 消費者(C) というような、B2Cの間に企業を仲介する形態やそのプラットホームを示します。

楽天トラベルや、不動産の販売/賃貸仲介サイトなどもB2Cを仲介するプラットホームという意味で当てはまります。

んで、何が違うの?

以上の3文字用語がD2C(DtoC)と違う点を、区分けしてみました。

【誰と誰の取引かを表す用語】

  • B2C(BtoC)
  • B2B(BtoB)
  • C2C(CtoC)
  • C2B(CtoB)
  • B2E(BtoE)
  • B2B2C(BtoBtoC)

【媒体の関連性・流れを表す用語】

  • O2O(OtoO)

【消費者とのつながりや販売方法を含む取引形態や概念を表す用語】

  • D2C(DtoC)

ということになります。

似た用語なのに微妙に意味合いが違うのがややこしいですよね。

まとめ

D2C(DtoC)という新しい用語が一般的になるにつれ、他の用語との違いが曖昧になってしまう危険性もありますので、是非これを機会に一度おさらいしてみてくださいね。

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