デフォルトのページ の設定 [Googleアナリティクスで最初にやるべきこと4]
投稿日:2020.01.22
最終更新日:2020.01.23
今回は、デフォルトのページ設定という話です。
一般的にそれほど重要ではありませんが、なるべく設定することをオススメします。
デフォルトのページとは?
さて、デフォルトのページとは何でしょうか。
例えばwebサイトのURLが「https://hoge.com/」の場合、実は「https://hoge.com/index.html」というのが本来のURLです。
サーバの方で、「https://hoge.com/」という「/」で終わるURLには、一般的なトップページのHTMLファイル名「index.html」を探すとった判断を自動でしてくれているから、普通にwebサイトを見れるということですね。
そうすると、お客さんは
「https://hoge.com/」
「https://hoge.com/index.html」
と別々のURLにアクセスしてくる場合があります。
この場合Googleアナリティクスは、別々のページとしてデータを集計してしまいます。
以下の画像のような状態ですね。
この2つのURLを「https://hoge.com/index.html」にアクセスされたこととして1つに集計する設定がデフォルトページの設定です。
デフォルトページを設定することの必要性
同じページが別々のページとして集計されてしまうと、色々なデメリットがあります。
例えばトップページのPV(ページビュー)数を調べたいときに、複数のURLの数値を都度合算しないといけません。
地味に面倒な作業です。
分析作業が倍以上の手間になってしまいますよね。
ですので、「同じページを示すURLは片方のURLにまとめて集計しましょうね」というのがこのデフォルトページの設定であり、「index.html」というのがこの場合の「デフォルトのページ」という事になります。
デフォルトページの設定方法
設定方法は、Googleアナリティクス画面の左下の[管理]から、設定したいアカウント・プロパティを選択し、[ビューの設定]を押します。
表示された各種項目欄のうち、[デフォルトのページ]という部分に、統一させたいファイル名「index.html」などを入力してください。
システムによっては、「index.php」や「index.htm」などになるかもしれません。
そのまま、下部の[保存]ボタンを押していただければ設定は終わりです。
すると今まで「/」と「/index.html」の2つに集計データが分かれてしまっていたのが、「/index.html」などのデフォルトのページ設定をしたファイル名で統一して表示されるようになります。
下層ページにも反映されます
今回の設定の効果の範囲は、トップページだけではありません。
例えば、会社の基本情報を表記したwebページ「https://hoge.com/company/」というURLがあったとします。
通常だと「https://hoge.com/company/index.html」というURLでも別で集計されてしまっている場合も、トップページと同様に「/company/index.html」というURLに統合されます。
トップページだけでなく、サイト全体に効果が及ぶという点を知っておいてください。
デフォルトページの設定方法の注意事項
2つ注意事項があります。
注意事項1 設定後のアクセスから有効になる
この設定は、設定をした後のアクセスデータから有効になる点です。
つまり、設定前のデータは「/」と「/index.html」という2つのURLがGoogleアナリティクスに存在し続けることになります。
ですので、設定はなるべく早く、できればGoogleアナリティクスを設定したときに同時におこなうのが理想です。
注意事項2 index.htmlなしのURLに統合することはできない
2つ目は、「/」と「/index.html」を、「/」の方に統一させることはできません。
ファイル名を含めてしまうと、Googleアナリティクスの表示が長くなってしまい、地味に見づらくなることがありますが、これは今回の設定では実現できません。
WordPressなどCMSでは不要な場合も
世界で一番使われているCMS(コンテンツをWEBから簡単に管理・追加できるシステムのこと)であるWordPressでは、このデフォルトのページ設定は不要なことがほとんどです。
そもそもWordPressのURLは「index.html」のようなファイル名を記述する必要がないURL構成で作られているからです。
本当は、「https://hoge.com/index.php」という「index.php」を含めてもアクセスは可能ですが、一般的に省略されて表示されることが殆どです。
このように近年ではWordPressをはじめ、CMSの普及によって「index.html」のようなファイル名を含むURLに出会う機会も減っており、この設定の重要度はそこまで高くないのが実際です。
まとめ
今回は、Googleアナリティクスの集計のしやすさをアップさせる、URLの統合の設定をご説明しました。
Googleアナリティクスを設定するときに必要になる、ビューの設定メニューから簡単に設定できます。
他の設定のついでにやっておくと、Googleアナリティクスをより時短で扱うことができるようになるので是非実行してみてください。