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8割理解できる、D2C(DtoC)の定義

最終更新日:2020.04.02

d2c_define

D2C(DtoC)というキーワードだけが先走りしている感もありますが、D2C(DtoC)の定義ってなんだろう?って思いますよね。

当社もD2C(DtoC)支援のサービスを行っていますが、若干ふんわりしている感があります。

実はD2C(DtoC)の概念は新しいものではなく、今までも行われてきた販売形態に対してD2C(DtoC)というラベルを付けたものなんですよね。

今回は、様々な観点からD2C(DtoC)の定義を明確化してみたいと思います。(誤解や認識の相違を覚悟しながら・・・)

違うぞ!という点があれば、こそっと教えていただければ嬉しいです(笑)

D2C(DtoC)の要件

メーカーが消費者に直接販売すること

まず大前提として、メーカーが消費者に対して直接販売すること(B2C)であることが挙げられます。

問屋、小売店などの中間流通経路を省き、消費者に直接販売をする販売形態です。

サプライチェーンの垂直統合

川上である原材料の調達までをすべて統合することまでは必須要件ではないと思いますが、基本的には企画・調達・生産工程から物流までを垂直で管理します。

もちろん、工程の一部を外注化することは要件とは矛盾しません。

ECを中心とした、デジタル・ネイティブ(又はデジタル中心)の販売であること

殆どがECのみのブランドであるか、ECを中心とした販売形態を採っているブランドであることが要件です。

また、消費者とのコミュニケーション手段もデジタルネイティブ、又はそれに限りなく近い手段で行われます。

データドリブンであること

ECなどで得られたビッグデータを分析・活用し、さらなる商品開発や顧客体験の改善につなげるスタイルであること。

SNSなどで消費者と直接エンゲージメントすること

「エンゲージメント」自体がふわふわした言葉ではありますが、ここでは「つながり」程度の関係性を指します。

メーカーが自社で消費者とつながり、意見や感想を収集し、次の企画にフィードバックをするスタイルであること。

高価格化にこだわらず、リーズナブル・機動的な価格設定を行えること

高付加価値、高価格にこだわらずリーズナブル(合理的)な価格を許容すること。

 

このような要件があると言えそうです。

もちろん、全てが必須の要件というわけではなく、一部が欠けていても広義ではD2C(DtoC)と言っても良いのではないでしょうか。

まとめ

以上が、D2C(DtoC)という言葉の「最大公約数」的な概念です。

流行りのキーワードに踊らされたり、概念に無理やりビジネスモデルを当てはめるようなことは本末転倒です。

この概念をやはり「ふんわり」と理解したうえで、D2C(DtoC)とはなんなのかという認識を高めていただければ幸いです。

 

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